屋上緑化の施工業者選びで注意すべき点の2つ目は、屋上緑化の工事に際して対面での事前の打ち合わせがどれぐらいあるかということをあげることができます。工事に入るまでの事前打ち合わせの体制も会社によって大きく異なっています。
事前打ち合わせを行うのは、営業の担当者との打合せだけで工事の施工に入るのか、あるいは、庭園デザイナーや設計担当者、工事・施工責任者とも詳しく打合せを行ってから施工するのかということも業者選びの際の重要なポイントになります。というのも、営業担当が屋上緑化の工事のことまで完全にわかっている場合はほとんどないからです。
確かに、営業の担当者といえども、毎日、屋上緑化の打合せをしていると相当程度の知識は身に付きますが、出来合いの商品の販売と違って屋上緑化はフルオーダーシステムに近い工事といっても過言ではありません。屋上緑化に必要とされる知識は多く、例えば、
・植物の知識
屋上緑化を芝生張りにするにしても、日照などその土地に適した芝を選択する必要があります。樹木を植えるのであれば、広葉樹・落葉樹の中で適したものは何か。その木とマッチする植栽はどのようなものがあるのか、等々。
・土の知識
屋上緑化で植栽する植物が決まったのなら、それに適した土は何と何か。その植物に適した軽量土壌は何が適切なのか、等々。
・水対策・給排水の知識
建物の屋上の形態によってどのような水がもれないような工事を選択するのか。散水は自動でするのか、人手でするのか。散水システムに応じた排水設備はどのようなものを採用するのか、等々。
・屋上への荷重の知識
これらの屋上緑化を採用することによって、建築基準法が定める荷重をクリアすることができるのか。植物の偏在による荷重の偏りをどうクリアしていくのか、等々。
・ガーデンデザインの知識
屋上緑化を芝生を張るだけとか、セダム類を植えるだけといった簡単なものであれば、それほどガーデンデザインの知識はそれほど必要ではありませんが、植樹や植栽を行って、花壇やウッドデッキも付けたいとなると、あなたのイメージに合うデザインセンスが求められます。
こうした知識を屋上緑化の営業担当者がすべて身に付けているということはあり得ないことです。逆に、すべてわかるということであれば、表面だけの知識かもしれませんので、疑ってかかることが必要です。
屋上緑化を施工するに当たっては、営業担当者に意向を伝えるだけでなく、必ず専門家を交えてあなたのイメージを伝えましょう。また、何人もの人と話をすることによって、その会社の技量や誠実さといったことまでわかるはずです。

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